チョコチップクッキー

失敗から生まれた逸品お菓子と料理

失敗から生まれたお菓子・料理シリーズです。

チョコチップが、ゴロっとたくさん混ざってチョコの食感が、ザクザクとして美味しいチョコチップクッキー。私も大好きですが、実はこの美味しいクッキー。これも失敗から生まれたクッキーという説があるのです。

1930年頃、ルース・グレイヴス・ウェイクフィールドは、アメリカのボストン近郊で、Toll Houseという宿屋を夫と共に、開業することにしました。
そこで、ルースは、お客にチョコレートクッキーを提供していたのですが、いつも使っているチョコレートがなくて、仕方なくネスレ社のチョコレートを刻んでクッキーに混ぜて焼きました。
そのチョコが、溶けてチョコクッキーができると思っていました。
ところが、熱で溶けると思っていたチョコチップが予想に反して溶けずにそのままの形で残ってしまいました。

ルースは、失敗した!と思いましたが、もったいなくて食べてみると新しい食感でなんだか美味しい!恐る恐る、お客に振る舞ってみると、大評判になりました!

…というのが通説ですが、実はこれは誤りではないか?という説もあります。

ナッツや他の材料を切らしていたから代用品として、チョコチップを使ったという説や、クッキー生地を作っているときに、チョコレートが生地に落ちてそのまま作ったという説。

はたまた、これは失敗でも偶然ではなく、ルースが試行錯誤して作り上げたレシピだという説もあります。

諸説ありますが、ルース自身は、明確には語っていないそうです。
(開発秘話も、企業秘密!?)

ともあれ、彼女が作ったチョコチップクッキーが、人気を博したのは事実。
その後、彼女が使ったネスレのチョコレートのパッケージの裏には、彼女のチョコチップクッキーのレシピが印刷されて発売されることに相成り、彼女はそれと引き換えに、ネスレから生涯にわたって、無料で、材料であるチョコレートをネスレ社から提供されたという話もあります。

のちに、Toll Houseという名前は、ネスレのチョコレートチップ・クッキーのブランド名となりました。今でも、チョコチップクッキーのパッケージの裏には、ルースのレシピが印刷されているようです。

興味のある方は、購入して作ってみては?

※失敗から生まれた料理・お菓子の逸品の記事の内容で、ご紹介しておりますエピソードは、諸説あります。

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